日高 昇平 (HIDAKA, Shohei)准教授
知識科学系,ヒューマンライフデザイン領域
◆学位
博士(情報学) 京都大学
◆職歴
2017/04 - : 北陸先端科学技術大学院大学 , 先端科学技術研究科 , 准教授
2016/04 - 2017/03 : 北陸先端科学技術大学院大学 , 先端科学技術研究科 , 助教
2010/04 - 2016/03 : 北陸先端科学技術大学院大学 , 知識科学研究科 , 助教
2008/04 - 2010/03 : インディアナ大学 , 心理学部 , 博士研究員
◆専門分野
認知科学、言語発達、行動情報解析
◆研究キーワード
認知発達, 記号力学系, 注視, 時系列解析, コミュニケーション, 注視行動, 意味認知, 行動計測, データマイニング, 非線形力学系
◆研究課題
幼児の新奇語学習に関する計算論的モデル
2,3歳児はある言葉を初めて聞いた場合でも、その言葉を他の物体へ一般化することが知られている。この1事例からの素早い学習は、幼児の効率的な言語獲得の基礎であると考えられる。ここでは、単語の事例がある特徴空間上の分布として定式でき、その分布を推定する事を「学習」あるいは「一般化」できた、としよう。図(a)は、ある単語をその単語の参照する事例の確率分布として特徴空間に(模式的に)表現したものである。図(b),(c)には、確率分布の等高線として複数の単語の事例分布が示されている。ある学習者にとって未知な単語を★(その分布を破線)で示し、その他の単語を既に学習ずみとする。図(b)の単語分布の場合、周辺の既知の単語分布から、新奇な単語(★)の分布を推定する(単語を一般化する)ことが可能である。一方、図(c)の単語分布の場合、周辺の既知単語分布をもってしても、推定が難しい。これは、「単語確率分布の分布」(メタ分布)あるいは「単語知識に関する知識」(メタ知識)の構造が、図(b)では規則的・連続性があるのに対し、図(c)では不規則・ランダムであるからである。つまり、この計算論的なモデルから、幼児のように未知の単語を素早く学習するためには、言語(単語分布)の構造に統計的な規則性が必要である事がわかる。 備考
語彙獲得曲線(獲得月齢分布)の統計的モデル
図の説明: (a)事象X がある一定頻度で確率的に観察され(上段)、それが累積4 回に達したときに単語を獲得する場合(中段、N=4)。獲得月齢はガンマ分布に従う(下段)。 (b)事象X の観測頻度が月齢を追って高くなり(上段, D>1)、一度の観察で単語が獲得される場合(中段)。獲得月齢はワイブル分布に従う(下段)。 備考
二者間の行動を多センサ計測した時系列データの非線形解析
備考

■研究業績

◆発表論文
A Representation of Rhythmic Motions.
Array,Shohei Hidaka
New Generation Comput., 37, 2, 185-201, 2019/04
Fast and exact search for the partition with minimal information loss.
Hidaka S, Oizumi M
PloS one, 13, 9, e0201126-, 2018/09/11
Basal Ganglia and Prefrontal Regions Influence Postural Control and Cognitive Impairment in Parkinson's Disease
Buated Wannipat, Lolekha Praween, Shohei Hidaka, Fujinami Tsutomu
FASEB JOURNAL, 32, 1, -, 2018/04
Clustering by latent dimensions.
Shohei Hidaka,Neeraj Kashyap
CoRR, abs/1805.10759, -, 2018
How can we help others?: a computational account for action completion.
Takuma Torii,Shohei Hidaka
Proceedings of the 40th Annual Meeting of the Cognitive Science Society, CogSci 2018, Madison, WI, USA, July 25-28, 2018, -, 2018
◆Misc
神経細胞の情報論的結合を推定する非線形時系列解析法.
日髙 昇平, 平 理一郎
細胞, 50, 14, 755-758, 2018/12
From transmission to understanding of information
Shohei Hidaka
Transactions of the Japanese Society for Artificial Intelligence, 31, -, 2016/01/01
General type-token distribution
S. Hidaka
Biometrika, 101, 999-1002, 2014/12/01
◆書籍
The Body and Children’s Word Learning., In Plumert, J. M., Spencer, J. P. (ed.) The Emerging Spatial Mind.
Smith, L. B. Maouene, J. & Hidaka, S., Oxford University Press., 2007
◆講演・口頭発表
自由度の時間的分化としての熟達化:投球動作の分析
鳥居拓馬 & 日高昇平
日本認知科学会第35回大会, 立命館大学いばらきキャンパス, 2018/08/30
記号接地問題における地とは何か:視覚的物体の同一性の分析
日高昇平
日本認知科学会第35回大会, 立命館大学いばらきキャンパス, 2018/08/30
意味理解とオブジェクト認知:ホモクオリタスとしての人間理解に向けて.
日高昇平 & 高橋康介
日本認知科学会第35回大会論文集, 立命館大学いばらきキャンパス, 2018/08/30
情報・学習・理解:機械学習から機械理解の定式化に向けて.
日髙 昇平
MI2I・JAIST合同シンポジウム「データ科学における予測と理解の両立を目指して - 分かるとは何か? -」, JST東京本部別館1階ホール, 2018/05/21
剛体性による多義図形の解釈可能性の説明に向けて.
日高昇平
第51回知覚コロキウム, 石川県金沢市湯涌温泉かなや/湯涌創作の森・金沢21世紀美術館, 2018/03/26

■担当講義

認知科学入門, 認知科学概論, 認知科学(E), 次世代知識科学特論

■学外活動

◆所属学会
日本認知科学会, Cognitive Science Society, Association for Computing Machinery, 電気通信情報学会
◆学術貢献活動
International Conference on Development and Learning (ICDL2010) , General Chairs:Benjamin Kuipers, Professor, University of Michigan, Ann Arbor Thomas Shultz, Professor, McGill University , 2010/08/18 - 2010/08/21 , Place: University of Michigan, MI USA URL: http://www.eecs.umich.edu/icdl-2010/Comments: My role in this conference is a program committee.
「認知科学」編集委員会 編集幹事 , 日本認知科学会
常任運営委員会 , 日本認知科学会
◆社会貢献活動
・ JAISTサマースクール第一回計算論的認知科学入門 , セミナー・ワークショップ , JAISTサマースクール第一回計算論的認知科学入門 , JAISTサマースクール第一回計算論的認知科学入門 2019/08/21 - 2019/08/23
・ ワークショップ「圏論による認知モデリングの可能性」 , セミナー・ワークショップ , ワークショップ「圏論による認知モデリングの可能性」 , ワークショップ「圏論による認知モデリングの可能性」 2019/01/17 - 2019/01/17
・ JAISTサマースクール第一回計算論的認知科学入門 , セミナー・ワークショップ , JAISTサマースクール第一回計算論的認知科学入門 , JAISTサマースクール第一回計算論的認知科学入門 2018/08/22 - 2018/08/24

■賞等

・ 日本認知科学第34回大会発表賞 , 鳥居拓馬, 日髙昇平 , 日本認知科学会 , 2017/12
・ 第五回野島久雄賞 , 日髙昇平 , 日本認知科学会 , 2017/09
・ 015年度 日本知能情報ファジィ学会奨励賞 , 日髙昇平 , 日本知能情報ファジィ学会 , 2015/09