日高 昇平 (HIDAKA, Shohei)准教授
知識科学系, ヒューマンライフデザイン領域
◆学位
博士(情報学) 京都大学
◆職歴
2017 - : 北陸先端科学技術大学院大学 , 先端科学技術研究科 , 准教授
2016 - 2017 : 北陸先端科学技術大学院大学 , 先端科学技術研究科 , 助教
2010 - 2016 : 北陸先端科学技術大学院大学 , 知識科学研究科 , 助教
2008 - 2010 : インディアナ大学 , 心理学部 , 博士研究員
◆専門分野
ソフトコンピューティング, 知覚情報処理, 知能情報学, 認知科学, 体育、身体教育学
◆研究キーワード
圏論, 理解, 認知発達, 記号力学系, 注視, 時系列解析, コミュニケーション, 注視行動, 意味認知, 行動計測, データマイニング, 非線形力学系
◆研究課題
幼児の新奇語学習に関する計算論的モデル
2,3歳児はある言葉を初めて聞いた場合でも、その言葉を他の物体へ一般化することが知られている。この1事例からの素早い学習は、幼児の効率的な言語獲得の基礎であると考えられる。ここでは、単語の事例がある特徴空間上の分布として定式でき、その分布を推定する事を「学習」あるいは「一般化」できた、としよう。図(a)は、ある単語をその単語の参照する事例の確率分布として特徴空間に(模式的に)表現したものである。図(b),(c)には、確率分布の等高線として複数の単語の事例分布が示されている。ある学習者にとって未知な単語を★(その分布を破線)で示し、その他の単語を既に学習ずみとする。図(b)の単語分布の場合、周辺の既知の単語分布から、新奇な単語(★)の分布を推定する(単語を一般化する)ことが可能である。一方、図(c)の単語分布の場合、周辺の既知単語分布をもってしても、推定が難しい。これは、「単語確率分布の分布」(メタ分布)あるいは「単語知識に関する知識」(メタ知識)の構造が、図(b)では規則的・連続性があるのに対し、図(c)では不規則・ランダムであるからである。つまり、この計算論的なモデルから、幼児のように未知の単語を素早く学習するためには、言語(単語分布)の構造に統計的な規則性が必要である事がわかる。 備考
語彙獲得曲線(獲得月齢分布)の統計的モデル
図の説明: (a)事象X がある一定頻度で確率的に観察され(上段)、それが累積4 回に達したときに単語を獲得する場合(中段、N=4)。獲得月齢はガンマ分布に従う(下段)。 (b)事象X の観測頻度が月齢を追って高くなり(上段, D>1)、一度の観察で単語が獲得される場合(中段)。獲得月齢はワイブル分布に従う(下段)。 備考
二者間の行動を多センサ計測した時系列データの非線形解析
備考

■研究業績

◆発表論文
ネッカーキューブはなぜあの立体にみえるのか
日髙 昇平, 高橋 康介
認知科学, 28, 1, 25-38, 2021
意識は圏とみなせるのか: 土谷氏・西郷氏の論文に寄せて
日髙 昇平
認知科学, 27, 4, 504-508, 2020
発達心理学のビッグデータ化: 乳幼児を覗く小さな窓をこじ開ける―山本論文へのコメント―
日高昇平
心理学評論, 63, 1, 118-120, 2020
視線計測情報に基づいた要件定義書レビュー品質の予測
斉藤功樹, 日高昇平
認知科学, 27, 3, 280-294, 2020
模倣学習の機序解明に向けた意図推定のモデル化:倒立振子課題の分析
Takuma TORII, Shohei HIDAKA
知能と情報, 31, 5, 826-833, 2019
◆Misc
神経細胞の情報論的結合を推定する非線形時系列解析法.
日髙 昇平, 平 理一郎
細胞, 50, 14, 755-758, 2018
主観的な体験の同一性を考えること:奨励論文賞受賞にあたって
布山美慕, 日高昇平
認知科学, 24, 4, 491-493, 2017
プロダクトマテリアルの質感創出の試行
永井由佳里, 宮田一乘, 日高昇平, 松村和明, 長尾祐樹
日本認知科学会大会発表論文集(CD-ROM), 34th, 896‐898-, 2017
From transmission to understanding of information
Shohei Hidaka
Transactions of the Japanese Society for Artificial Intelligence, 31, 6, -, 2016
◆書籍
AI事典
分担執筆, 近代科学社, 2019
The Body and Children’s Word Learning., In Plumert, J. M., Spencer, J. P. (ed.) The Emerging Spatial Mind.
168–192., Oxford University Press., 2007
◆講演・口頭発表
次世代オブジェクト認識の可能性に向けて
言語処理学会第25回年次大会, 2019
他者の未完の行為を補完するための情報処理
計測自動制御学会システムインテグレーション部門共創システム部会第31回共創システム部会研究会, 2018
意味理解とオブジェクト認知:ホモクオリタスとしての人間理解に向けて.
日本認知科学会第35回大会論文集, 立命館大学いばらきキャンパス, 2018
記号接地問題における地とは何か:視覚的物体の同一性の分析
日本認知科学会第35回大会, 立命館大学いばらきキャンパス, 2018
自由度の時間的分化としての熟達化:投球動作の分析
日本認知科学会第35回大会, 立命館大学いばらきキャンパス, 2018

■担当講義

Next-Generation Knowledge Science, Cognitive Science(E), Introduction to Cognitive Science, 次世代知識科学特論, 認知科学(E), 認知科学概論, 認知科学入門

■学外活動

◆所属学会
日本知能情報ファジィ学会, 電気通信情報学会, Association for Computing Machinery, Cognitive Science Society, 日本認知科学会
◆学術貢献活動
International Conference on Development and Learning (ICDL2010) , General Chairs:Benjamin Kuipers, Professor, University of Michigan, Ann Arbor Thomas Shultz, Professor, McGill University , 2010 - 2010 , Place: University of Michigan, MI USA URL: http://www.eecs.umich.edu/icdl-2010/Comments: My role in this conference is a program committee.
常任運営委員会 , 日本認知科学会
運営委員 , 日本認知科学会
◆審議会等への参画状況
・ 日本認知科学会 , 「認知科学」編集委員会 副編集委員長 , 2020-
・ 石川県PTA連合会 , 石川県PTA副会長 , 2020- 2021
・ 野々市市立布水中学校PTA , 会長 , 2021- 2023
◆社会貢献活動
・ 石川県PTA連合会副会長 2020 - 2021
・ 少年の主張石川県大会審査委員 , 石川県健民運動推進本部 , 少年の主張石川県大会 2020 - 2020
・ 石川県PTA連合会三行詩コンクール審査委員長 , 石川県PTA連合会 , 石川県PTA連合会三行詩コンクール 2020 - 2020

■賞等

・ 日本認知科学第34回大会発表賞 , 鳥居拓馬, 日髙昇平 , 日本認知科学会 , 2017
・ 第五回野島久雄賞 , 日髙昇平 , 日本認知科学会 , 2017
・ 015年度 日本知能情報ファジィ学会奨励賞 , 日髙昇平 , 日本知能情報ファジィ学会 , 2015