大島 義文 (OSHIMA, Yoshifumi)教授
マテリアルサイエンス系, 応用物理学領域
◆学位
理学博士 東京工業大学
理学修士 東京工業大学
◆職歴
2018 - : 北陸先端科学技術大学院大学 , 先端科学技術研究科 , 教授
2014 - 2018 : 北陸先端科学技術大学院大学 , 先端科学技術研究科 , 准教授
2010 - 2014 : 大阪大学 , 超高圧電子顕微鏡センター , 特任准教授
2007 - 2011 : 科学技術振興機構 さきがけ
2004 - 2010 : 東京工業大学 , 材料物理学専攻 , 助教
1995 - 2004 : 東京工業大学 , Dept. Materials Science and Engineering , 助手
1991 - 1995 : 富士通研究所 , 材料分析技術センター , 研究員
◆専門分野
薄膜、表面界面物性, 半導体、光物性、原子物理
◆研究キーワード
ナノ力学, 電気物性:電子伝導, 薄膜, 固体の表面構造
◆研究課題
ナノ接点の物理
1990年代に金属ナノ接点が室温においても量子化伝導を示すことが見出され、「室温量子伝導」として大いに注目されました。我々は、STMを透過型電子顕微鏡に組み込んだ装置を開発し、金ナノ接点の原子配列とその電気伝導の関係を調べました。その結果、接点の結晶方位に依存した電気伝導の振る舞いや接点を構成する原子列の数に応じた量子化(図参照)などを明らかにしました。ナノ接点の力学的特性がマクロな力学的特性と異なることは、多くの研究報告で示唆されています。しかし、ナノ接点の原子配列とその力学的特性の直接的な関係はわかっていません。透過型電子顕微鏡に組み込める原子間力顕微鏡を開発し、ナノ接点の力学的特性を明らかにすることでナノ物質設計への指針を得ることに挑戦します。 備考

■研究業績

◆発表論文
In-situ electrical conductance measurement of suspended ultra-narrow graphene nanoribbons observed via transmission electron microscopy
Chunmeng Liu, Jiaqi Zhang, Xiaobin Zhang, Manoharan Muruganathan, Hiroshi Mizuta, Yoshifumi Oshima
Nanotechnology, 32, 2, 025710-025710, 2021
Ordering of Intercalated Fe Atoms in FexTiS2 Structures Clarified Using Transmission Electron Microscopy
Yi Ling Chiew, Masanobu Miyata, Mikio Koyano, Yoshifumi Oshima
Journal of the Physical Society of Japan, 89, 7, 074601-074601, 2020
Atomic scale mechanics explored by in situ transmission electron microscopy with a quartz length-extension resonator as a force sensor
Jiaqi Zhang, Keisuke Ishizuka, Masahiko Tomitori, Toyoko Arai, Yoshifumi Oshima
Nanotechnology, -, 2020
Mechanical analysis of gold nanocontacts during stretching using an in-situ transmission electron microscope equipped with a force sensor
Keisuke Ishizuka, Masahiko Tomitori, Toyoko Arai, Yoshifumi Oshima
Applied Physics Express, 13, 2, 025001-025001, 2020
◆Misc
ナノリチウムイオン電池のオペランドTEM観察
大島義文
表面と真空, 62, 1, 15‐20(J‐STAGE)-, 2019
長辺振動水晶振動子を組み込んだTEMによるAuナノワイヤの特異的力学特性の観察
小堀雄稀, 石塚慧介, 見寺悠伽, 富取正彦, 新井豊子, 大島義文
日本表面真空学会学術講演会講演要旨集, 2018, 197-, 2018
透過電子顕微鏡その場観察によるグラフェンナノリボン電気伝導計測
大久保諒, LIU Chunmeng, ZHANG Xiaobin, SCHMIDT Marek. E, MURUGANATHAN Manoharan, 水田博, 大島義文
日本表面真空学会学術講演会講演要旨集, 2018, 191-, 2018
周波数変調原子間力顕微鏡法を用いたナノ接点の力学特性測定の研究
見寺悠伽, 石塚慧介, 小堀雄稀, 大島義文, 富取正彦, 新井豊子
日本表面真空学会学術講演会講演要旨集, 2018, 201-, 2018
シリコンナノワイヤ電気伝導特性計測を目指したTEM‐STMホルダーの開発
黒田雄貴, 大島義文
日本表面真空学会学術講演会講演要旨集, 2018, 86-, 2018
◆書籍
らせん構造をもつ金ナノワイヤー
シーエムシー出版, 2009
実験物理講座 第10巻「表面物性測定」第2章 表面構造測定
丸善, 2001
◆講演・口頭発表
電気伝導と力学特性の同時測定による金ナノ接点の原子配列の考察
第63回応用物理学会春季学術講演会, 東工大 大岡山キャンパス, 2016
金ナノ接点の電気電導と力学特性の同時測定
第35回表面科学学術講演会, つくば国際会議場、つくば市, 2015
電気化学反応セルを用いたリチウムイオン電池その場観察
日本顕微鏡学会第70回学術講演会、幕張メッセ、2014年5月11日, 幕張メッセ, 2014
In-situ TEM Observation: from quantized gold conductor to lithium ion battery
Laboratory for Ultrafast Microscopy and Electron Scattering (LUMES), École Polytechnique Fédérale de Lausanne (EPFL), 2014
In-situ TEM observation of Electrochemical process
Institute for Nuclear Waste Disposal, Karlsruhe Institute of Technology, January 20th, 2014., Karlsruhe Institute of Technology, 2014

■担当講義

Electronic Properties of Condensed Matter(E), Solid State Physics and its Application to Electronics II(E), 電子機能特論(E), 固体電子物性・デバイス特論Ⅱ(E)

■学外活動

◆所属学会
日本物理学会, 応用物理学会, 日本表面真空学会, 日本顕微鏡学会
◆学術貢献活動
領域9世話人 , 日本物理学会
評議員 、関東支部評議員 、関東支部指名幹事 , 日本電子顕微鏡学会

■賞等

・ 平成25年度大阪大学総長顕彰 「研究部門」 , 大阪大学 , 2013
・ 第56回学会賞(瀬藤賞) , 日本顕微鏡学会 , 2011
・ 手島記念研究賞 , 2006