平石 邦彦 (HIRAISHI, Kunihiko)教授
情報科学系,知識マネジメント領域
◆学位
工学士 東京工業大学
工学修士 東京工業大学
工学博士 東京工業大学
◆職歴
2003/04 - : 北陸先端科学技術大学院大学 , 情報科学研究科 , 教授
1993/04 - 2003/03 : 北陸先端科学技術大学院大学 , 情報科学研究科 , 助教授
1985/04 - 1993/03 : 富士通・富士通研究所 , 国際情報社会科学研究所
◆専門分野
システムの形式的モデル化と解析,特に並行システム,離散事象システム,ハイブリッドシステムに関する研究
◆研究キーワード
システムの形式的モデル化と解析, 特に並行システム, 離散事象システム, ハイブリッドシステムに関する研究
◆研究課題
離散事象システム/ハイブリッドシステムのモデル化と解析
システムの状態が離散的に変化するようなシステムを離散事象システムと呼ぶ.このようなシステムは,計算機システム,生産システム,通信ネットワークなど様々な領域に現れる.離散事象システムを表現するために,オートマトンベースのモデル,グラフ的モデル,代数的モデル,論理モデル等様々な形式的モデルが提案されており,これらを用いて離散事象システムの諸問題について研究を行っている.さらに,連続ダイナミクスと離散ダイナミクスをあわせ持つハイブリッドシステムについても研究を行っている.
並行システムの設計・検証のための基礎理論
並行動作を許すシステムの解析では,逐次的なシステムでは起こり得ないような様々な問題が発生する.例えば,状態空間爆発の問題は,システムが取り得る状態数がモデルのサイズに対し指数関数的に増大する現象であり,解析における大きな障害になっている.これらの問題を解決するための方法及びそのための基礎理論について研究を行う.
看護・介護サービスにおける複雑なプロセスのモデル化
科学技術振興機構・社会技術研究開発センター(JST/RISTEX)では,2010年度からサービス科学の研究開発を目的とした「問題解決型サービス科学研究開発」プログラムを開始した.「音声つぶやきによる医療・介護サービス空間のコミュニケーション革新」(期間:2010.10~2013.9)は採択されたプロジェクトの1つであり,「音声つぶやきインタラクションによるストレスフリー情報アシストシステム」の開発を行っている.このシステムは作業者の状況に応じた適切なメッセージング(音声つぶやき)を行うことで,作業者間の連携支援や知識共有,記録の省力化を実現し,業務に伴うストレスを減らすことを目指している。作業者の状況を的確に把握するためには,各作業者がどのような作業スケジュールに従って業務を行い,また様々な状況においてどのように行動するのかを記述した正確な業務プロセスモデルが必要であると考えられる。本研究では,看護・介護サービスを中心とした人間系の業務プロセスのモデル化に向けて,モデル化の課題およびそれらに対する解決法について考察する.

■研究業績

◆発表論文
Spatio-Temporal Situation Recognition in Service Fields - Validation by Discrete-event Simulation
Kunihiko Hiraishi
Proc. IEEE International Conference on Systems, Man and Cybernetics 2019, 1807-1812, 2019/10
Process Mining Approach for the Conformance Checking of Discrete-Event Simulation Model
Kenji Uehara, Kunihiko HIraishi
SICE Annual Conference 2019, 615-620, 2019/09
An Improved Version of Cell Transmission Model for Air Traffic Flow
Quang Khai Tran, Kunihiko Hiraishi
Proc. 3rd Int. Conf. Transportation Infrastructure and Sustainable Development (TISDIC2019), -, 2019/08
Algorithms for Finding Attractors of Generalized Asynchronous Random Boolean Networks
Trinh Van Giang, Kunihiko Hiraishi
12th Asian Control Conference, 67-72, 2019/06
Sector Identification for a Large Amount of Airspace Traffic Data
Shoya Tokumaru, Kunihiko Hiraishi
IEICE Trans Fundamentals of Electronics, Communications and Computer Sciences, 102-A, 5, 755-756, 2019/05
◆書籍
形式的モデル化 離散事象/実時間/ハイブリッドシステムのモデル化と解析
平石 邦彦, 単著, 森北出版, 2019/01
機械工学便覧 デザイン編β6「制御システム」
平石 邦彦, 共著, 第7章離散事象システム, 日本機械学会, 2006
ペトリネットの理論と実践
青山, 内平, 平石, 共著, 朝倉書店, 1995/11
◆講演・口頭発表
空域におけるセクター間交通流のモデル化
平石 邦彦
CARATSオープンデータ活用促進説明会, 国土交通省航空局・北陸先端大, 石川県金沢市, 2019/09/20
Information Supervisory Control of Human Behavior
Kunihiko Hiraishi, Naoshi Uchihira, Sunseong Choe, Koichi Kobayashi
The 13th India-Japan Bilateral Conference BICON2018, 2018/11/26
Information Supervisory Control of Human Behavior - A Formal Model and Simulation -
Kunihiko Hiraishi, Naoshi Uchihira, Sunseong Choe, Koichi Kobayashi
IEEE Systems, Man, and Cybernetics 2018, Miyazaki, 2018/10/07
フィールドワークにおけるコラボレーション効果
岡田, 内平, 平石, 國藤
第40回日本創造学会研究大会, 大阪, 2018/09/10
大規模空域トラフィックデータに対するセクター同定
徳丸翔也, 平石邦彦
第64回離散事象システム研究会, 松山, 2018/08/31

■担当講義

システム最適化, システム最適化(E), 離散状態システムの理論, IoT・AIイノベーション特論

■学外活動

◆所属学会
IEEE, 計測自動制御学会, 情報処理学会, 電子情報通信学会
◆学術貢献活動
Petri Nets and Software Engineering 2011 , University of Hamburg・Teacher・Michael Duvigneau,University of Hamburg・Lecturer・Daniel Moldt, 北陸先端科学技術大学院大学・教授・平石邦彦 , 2011/06/20 - 2011/06/21 , Newcastle upon Tyne, UK
32nd International Conference on Application and Theory of Petri Nets and Other Models of Concurrency/11th International Conference on Application of Concurrency to System Design , 北陸先端科学技術大学院大学・教授・平石邦彦, Newcastle University・Professor・Maciej Koutny, Newcastle University・Professor・Alex Yakovlev , 2011/06/20 - 2011/06/24 , Newcastle upon Tyne, UK(東日本大震災の影響により金沢から移動)
Member , IFAC Technical Committee 1.3 on Discrete Event and Hybrid Systems

■賞等

・ 論文賞 , 平石 邦彦 , 電子情報通信学会 , 2006
・ 論文賞 , 平石 邦彦 , 計測自動制御学会 , 1990