篠田 陽一 (SHINODA, Yoichi)教授
情報科学, 次世代デジタル社会基盤研究領域, 情報社会基盤研究センター
◆学位
工学士 東京工業大学
工学修士 東京工業大学
工学博士 東京工業大学
◆職歴
: 東京工業大学工学部助手 (1988),北陸先端科学技術大学院大学情報科学研究科助教授(1991)
◆研究キーワード
ソフトウエア開発環境, ネットワーク分散情報システム, 情報環境
◆研究課題


情報環境
本学の計算機環境は,世界でも有数のものであるが,この計算機環境を有効に運用・利用するための独自のソフトウェア,いわゆるFRONTWAREの開発や新しい利用技術の研究を行う。ここでは計算機システムの立場から考えたサービスの実現だけではなく,人間の活動を暗黙的に補助するような,いわゆる「人にやさしい」サービスの実現をも目指す。また,社会学的な見地からみた情報あるいは情報システムの一般社会へのインパクトの考察なども研究していく。
ネットワーク分散システム
新しい情報サービスの在り方やそのアーキテクチャ,既存のサービスの新しいテクノロジーによるより良い実現,大規模あるいは高速サービスのためのハードウェアとソフトウェアの両面にわたるアーキテクチャなどを調べていく。
次世代ネットワークアーキテクチャ
モビリティのサポートや,衛星リンクの導入によって,既存の固定的なネットワーク構成あるいは低遅延の媒体を仮定したネットワークアーキテクチャに対する種々の問題点が指摘されているが,本研究では従来のネットワークアーキテクチャをその構造から根本的に考え直すことによって,より効率の良いネットワークを実現しようとするものである。また,インターネットの爆発的な普及に伴ってクローズアップされてきたネットワークセキュリティの研究も同じ枠組の中で行う。

■研究業績

◆発表論文
Integrated framework for hands-on cybersecurity training: CyTrONE
Razvan Beuran, Dat Tang, Cuong Pham, Ken-ichi Chinen, Yasuo Tan, Yoichi Shinoda
Computers and Security, 78, 43-59, 2018
Cybersecurity education and training support system: CyRIS
Razvan Beuran, Cuong Pham, Dat Tang, Ken-Ichi Chinen, Yasuo Tan, Yoichi Shinoda
IEICE Transactions on Information and Systems, E101D, 3, 740-749, 2018
AOBAKO: A Testbed for Context-Aware Applications with Physicalizing Virtual Beacons.
Tsubasa Yumura, Masatoshi Enomoto, Kunio Akashi, Futoshi Hirose, Tomoya Inoue, Satoshi Uda, Toshiyuki Miyachi, Yasuo Tan, Yoichi Shinoda
Proceedings of the 2018 ACM International Joint Conference and 2018 International Symposium on Pervasive and Ubiquitous Computing and Wearable Computers, UbiComp/ISWC 2018 Adjunct, Singapore, October 08-12, 2018, 476-479, 2018
CyTrONE: An Integrated Cybersecurity Training Framework
Razvan Beuran, Cuong Pham, Dat Tang, Ken-ichi Chinen, Yasuo Tan, Yoichi Shinoda
ICISSP: PROCEEDINGS OF THE 3RD INTERNATIONAL CONFERENCE ON INFORMATION SYSTEMS SECURITY AND PRIVACY, 157-166, 2017
A better positioning with BLE tag by rssi compensation through crowd density estimation
Kei Hiroi, Yoichi Shinoda, Nobuo Kawaguchi
UbiComp 2016 Adjunct - Proceedings of the 2016 ACM International Joint Conference on Pervasive and Ubiquitous Computing, 831-840, 2016
◆Misc
高レートコンテンツアップロード向け受信時重複排除機構の可能性 (情報ネットワーク)
知念 賢一, 小西 一暢, 菊地 聡, 村本 衛一, 篠田 陽一
電子情報通信学会技術研究報告 = IEICE technical report : 信学技報, 114, 478, 221-226, 2015
仮想マシン環境における応答時間変動原因の分析
小比賀 亮仁, 篠田 陽一, 菅原 智義
研究報告計算機アーキテクチャ(ARC), 2014, 9, 1-8, 2014
仮想マシン環境における応答時間変動原因の分析
小比賀 亮仁, 篠田 陽一, 菅原 智義
研究報告システムソフトウェアとオペレーティング・システム(OS), 2014, 9, 1-8, 2014
インターネットの特性を考慮した実験ネットワーク構築フレームワークの設計と実装 (情報ネットワーク)
明石 邦夫, 井上 朋也, 篠田 陽一
電子情報通信学会技術研究報告 = IEICE technical report : 信学技報, 113, 140, 7-12, 2013
ICTテストベッドにおける大規模検証実験の柔軟な構築に関する研究 (ネットワークシステム)
田部 英樹, 井上 朋哉, 篠田 陽一
電子情報通信学会技術研究報告 : 信学技報, 112, 463, 255-260, 2013

■担当講義

Advanced Computer Networks, Operating Systems, 高機能コンピュータネットワーク, オペレーティングシステム特論

■学外活動

◆所属学会
日本ソフトウェア科学会