長谷川 忍 (HASEGAWA, Shinobu)教授
情報科学系, ゲーム・エンタテインメント領域, 遠隔教育研究イノベーションセンター
◆学位
大阪大学学士(工学)(1998),大阪大学大学院修士(工学)(2000),大阪大学大学院博士(工学)(2002)
◆職歴
: 北陸先端科学技術大学院大学情報科学センター助手 (2002)
◆専門分野
教育工学
◆研究キーワード
遠隔教育, Web-based Learning, e-Learning, ゲーミフィケーション
◆研究課題
学習用デジタルライブラリの構築
WWWを利用した学習の主な特徴は,個々の学習トピックに対して異なる視点から記述された多数の学習リソースを適切に選択・利用することで,そのトピックに対する理解を深めることができる点にある.しかしながら,どのような学習に利用できるかについて明確に記述されていないリソースが多いため,学習者の目的にあったリソース選択は非常に難しい.本研究ではこうした問題を解決することを目的として,学習者がある特定のトピックをいくつかの段階を経て学習するという場面におけるリソース選択を効果的に支援する環境を実現する,学習用デジタルライブラリを設計・開発する.
ハイパー空間における主体的学習支援ツールの開発
現在,WWW上の学習リソースは,通常ページ及びページを結ぶリンクからなるハイパー空間を構成する.この空間内において,学習者は主体的に個々のページに記述された学習項目を順次学習しながら,教材に対する知識を積み上げていくことができる.そのため, 教材に対する自分なりの理解を作り上げることができ,高い学習効果を期待することができる.しかしながら,こうした主体的学習は実際にはそれほど簡単ではなく,しばしば行き詰まりが生じる.本研究では様々な学習の行き詰まりの局面を解決することを目的として,学習者の主体性を損なわずに効果的な支援を可能にする,主体的学習支援ツールを開発する.
遠隔教育・学習環境の設計支援
遠隔教育・学習を実現するために構築されるシステムは,講義の目的や形態,特性などといった教育工学的な制約条件と,システムで利用される通信技術や映像音声技術といった情報工学的な技術要素からなる,複合的な要求要件の下で設計されている.本研究では,効果的な遠隔教育・学習システムの設計を支援するためのシステム設計方法論として,遠隔拠点間で発生するコミュニケーションパターンに着目し,過去の実践事例を再利用可能な形で体系化することで,システム設計を支援する技術の開発を行う.
研究活動支援ポータルシステムの開発
我々が日々行っている研究活動は,複数の研究者や学生で構成される研究グループの元で膨大なコンテンツを生成・利用しながら進められる.本研究では,研究者および学生のチームからなる研究活動をモデル化し,研究活動を様々な側面から支援する機能を開発するとともに,研究活動全体のマネジメントスキル向上を支援する研究活動支援ポータルサイトを開発する.

■研究業績

◆発表論文
DESIGN OF VIDEO AIDED RETENTION TOOL FOR THE HEALTH CARE PROFESSIONALS IN SELF-DIRECTED VIDEO-BASED LEARNING
Safinoor SAGORIKA, Shinobu HASEGAWA
Turkish Online Journal of Distance Education, 121-134, 2020
Adaptive security awareness training using linked open data datasets
Zheyu Tan, Razvan Beuran, Shinobu Hasegawa, Weiwei Jiang, Min Zhao, Yasuo Tan
Education and Information Technologies, -, 2020
Adopting Orphan Migrants in Japanese Elderly Care Services: A Diversified Model for Ishikawa Prefecture
Safinoor Sagorika, Shungo Kawanishi, Shinobu Hasegawa
Conference Proceedings on The 6th Asian Conference on Aging & Gerontology, 19-34, 2020
Learner’s Mental State Estimation with PC Built-in Camera
Shinobu Hasegawa, Atsushi Hirako, Xianwen Zheng, Shofiyati Nur Karimah, Koichi Ota, Teruhiko Unoki
Learning and Collaboration Technologies. Human and Technology Ecosystems, HCII 2020. Lecture Notes in Computer Science, 12206, 165-175, 2020
Investigation of Media as Teaching Material for Art Education
Yoshiko Furusho, Atsushi Imanaka, Shinobu Hasegawa
Proceedings of the Asia Pacific Industrial Engineering & Management Systems Conference 2019, 554-558, 2019
◆Misc
適応的フィッシングメール判断トレーニング課題出題手法の評価
CHENG Qiutabo, 長谷川 忍, 太田 光
教育システム情報学会研究報告, 33, 1, 43-46, 2020
学習者別時系列データに対応したVOD型講義アーカイブにおけるアクセスログ分析
中川 恵輔, 長谷川 忍
電子情報通信学会2020念総合大会情報・システムソサイエティ特別企画学生ポスターセッション予稿集, 196-, 2020
深層学習を用いた単眼カメラによる空書の自動認識
藤本 一文, 長谷川 忍
2019年度教育システム情報学会学生研究発表会, 41-42, 2020
Web調べ学習における課題関連度の提案 -興味の遷移に対応したLODに基づく指標の算定
山内拓磨, 太田光一, 長谷川忍, 柏原昭博
教育システム情報学会研究報告, 32, 5, 83-90, 2020
意思決定スキル向上のためのトレーニング課題生成
CHENG Qiutao, 長谷川 忍
教育システム情報学会研究報告, 32, 4, 1-8, 2019
◆書籍
人工知能学大事典・教育支援・知的学習環境
その他, 1107-1108, 共立出版, 2017
eラーニング/eテスティング・遠隔学習システム
その他, 33-48, ミネルヴァ書房, 2016
「学び方の学び」を支援するAI 的アプローチ
その他, 人工知能Vol.30 No.3, pp.291-292, 2015
長谷川忍・Webにおける主体的学びとリフレクション支援
共著, 61-71, 主体的学び研究所, 2014
4-9 Webベースの学習支援システム
その他, pp.40-43, 電子情報通信学会知識ベース「知識の森」S3群-11編, 2011
◆講演・口頭発表
A process analysis of using time-series screen data with Mindmap creation
2018 ASEAN Workshop on Information Science and Technology (AWIST2018), JAIST, Japan, 2018
Adaptive Interface that Provides Coaching, Modeling and Fading to Improve Revision Skill in Academic Writing
Proceedings of the 20th International Conference on Human and Computer Interaction (HCII2018), pp.300-312, (2018)., Las Vegas, USA, 2018
Resource Description Framework Models for Representing the Revision Process in Research Support Systems.
Proceedings of the 25th International Conference on Computers in Education (ICCE2017), pp.252-260, (2017), Christchurch, New Zealand, 2017
The Role of Serious Games in Disaster and Safety Education: An Integrative Review
Workshop Proceedings of the 25th International Conference on Computers in Education (ICCE2017), pp.180-190, (2017), Christchurch, New Zealand, 2017
多地点遠隔講義環境における音情報を用いた雰囲気の推定と可視化手法の検討
信学技報 117(335), pp.1-4, (2017), 野々市, 2017

■担当講義

Distance Learning System, Logical Inference and Knowledge Representation, Machine Learning, 遠隔教育システム工学, 論理推論と知識表現, 機械学習

■学外活動

◆所属学会
情報処理学会, AACE, 日本教育工学会, 教育システム情報学会, 人工知能学会, 電子情報通信学会

■賞等

・ 人工知能学会研究会優秀賞 , 柏原昭博, 佐藤禎紀, 萩原 未来, 太田 光一, 長谷川 忍, 鷹岡 亮 , 人工知能学会 , 2020
・ 研究会優秀賞 , 2009年度人工知能学会 , 2010
・ 人工知能学会研究奨励賞 , 1998