西本 一志 (NISHIMOTO, Kazushi)教授
知識科学系,ヒューマンライフデザイン領域
◆学位
京都大学工学士(1985),京都大学工学修士(1987),大阪大学博士(工学)(1998)
◆職歴
2006/11 - 2007/08 : (独)情報処理推進機構 , 未踏ソフトウェア創造事業 , 開発者
2000/09 - 2003/09 : 科学技術振興事業団 , さきがけ研究21「情報と知」領域 , 研究員
1999/06 - : 北陸先端科学技術大学院大学
1995/04 - 2001/09 : (株)ATR知能映像通信研究所
1992/06 - 1995/03 : (株)ATR通信システム研究所
1987/04 - 1995/05 : 松下電器産業株式会社
◆専門分野
創造性支援,協調作業支援,音楽情報処理,インフォーマル・コミュニケーション支援, メディア情報学
◆研究キーワード
不用知の活用, 妨害による支援, インフォーマルコミュニケーション支援, 音楽創造支援, 創造活動支援
◆研究課題
インフォーマル・コミュニケーション支援システム
インフォーマル・コミュニケーションは,人間関係の醸成や知識の共有・創造のために非常に重要な役割を持っている.このインフォーマル・コミュニケーションの持つ機能を,より強化し,豊かで円滑な意思や気持ちの疎通を可能とするシステムの研究開発を進めている.具体的には,オフィスや研究所などにおいて,個人が持つ各種の知識の円滑な共有を目的とするシステムや,家族や恋人同士の心のつながりを支援するシステムなどを研究開発している.
遍在型知識創造支援システムの構築
知識科学研究科の建物は,そこで知識創造の過程が実践されることを前提として設計されている.この物理的空間に,さらに情報空間に構築した「サイバー知識科学研究科」を重畳することにより,専門分野内における知識創造から,異分野間における学際的知識創造,さらには陽に知識創造を意図してはいない日常生活の中における知識創造まで,あらゆる局面における知識創造を触発支援することができる「遍在型知識創造支援システム」の実現を目指す.特に,「本来知識創造の場ではない」場における知識創造の触発支援手法に焦点をあてた研究を進める.この研究は,本研究科への適用にとどまらず,企業全体のような,ゆるい共通目的を持つ特定多数の集団における知識創造を支援するシステムの実現に繋がるものとなる.
創造活動支援メディア
計算機が得意とする高速な演算力と蓄積された膨大な量の情報を効果的に活用し,人の創造性をうまくくすぐってくれるようなメディアの実現を目指す.一般的な人工知能研究のように機械を賢くすることを追求するのではなく,人間をより賢く創造的にすることが主目的である.たとえば,人間が見落としているような情報を獲得するにはどうすれば良いか,人間の創造の喜びを損なわずに音楽演奏支援するにはどうすれば良いか,などが具体的な研究課題となる.

■研究業績

◆発表論文
文書作成過程で削除された文章断片の効率的収集手段と活用可能性に関する考察
生田泰章, 高島健太郎, 西本一志
情報処理学会論文誌ジャーナル(Web), 59, 12, 2299‐2314 (WEB ONLY)-2314, 2018/12/15
BrainTranscending: A Hybrid Divergent Thinking Method that Exploits Creator Blind Spots
Hasebe Aya, Nishimoto Kazushi
RECENT ADVANCES AND FUTURE PROSPECTS IN KNOWLEDGE, INFORMATION AND CREATIVITY SUPPORT SYSTEMS, 685, 14-28, 2018
A half-duplex dual-lingual video chat to enhance simultaneous second language speaking skill
Bui Ba Hoang Anh, Kazushi Nishimoto
Smart Innovation, Systems and Technologies, 75, 205-214, 2017/01/01
Towards soft landing in an online dating service: bridging the ideal-real gap.
Takuya Iwamoto,Kazutaka Kurihara,Maya Esora,Kazushi Nishimoto
Proceedings of the 8th Augmented Human International Conference, AH 2017, Mountain View, CA, USA, March 16-18, 2017, 37-, 2017
◆Misc
動的に変化するぼかしモチーフ画像を用いたデッサン学習支援システムの提案
土屋龍一, 高島健太郎, 西本一志
情報処理学会研究報告(Web), 2019, HCI-182, Vol.2019‐HCI‐182,No.17,1‐7 (WEB ONLY)-, 2019/03/11
潜在的技能保有者を顕在化するための娯楽的Know‐who支援手法
小森麻友香, 高島健太郎, 西本一志
情報処理学会研究報告(Web), 2019, HCI-182, Vol.2019‐HCI‐182,No.9,1‐8 (WEB ONLY)-, 2019/03/11
アイデア生産量の低下を軽減するテーマ変換発散思考技法
小野寺貴俊, 高島健太郎, 西本一志
情報処理学会研究報告(Web), 2019, GN-107, Vol.2019‐GN‐107,No.8,1‐8 (WEB ONLY)-, 2019/03/11
SNSの心理的圧力を利用したモチベーション喚起支援システム
ZHANG Haifeng, 高島健太郎, 西本一志
情報処理学会研究報告(Web), 2019, GN-107, Vol.2019‐GN‐107,No.6,1‐8 (WEB ONLY)-, 2019/03/11
自己観察と認知的作業のパフォーマンスの関連性
WANG Chen, 高島健太郎, 西本一志
情報処理学会研究報告(Web), 2019, HCI-182, Vol.2019‐HCI‐182,No.11,1‐7 (WEB ONLY)-, 2019/03/11
◆書籍
不便益 : 手間をかけるシステムのデザイン
川上 浩司, 平岡 敏洋, 小北 麻記子, 半田 久志, 谷口 忠大, 塩瀬 隆之, 岡田 美智男, 泉 朋子, 仲谷 善雄, 西本 一志, 須藤 秀紹, 白川 智弘, 近代科学社, 9784764905504, 2017

■担当講義

メディア・インタラクション論, 知識創造支援システム論, 知識創造支援メディア論, メディアデザイン特論(E), 次世代知識科学特論

■学外活動

◆所属学会
情報処理学会, IEEE, ICAD International Conference on Auditory Display, 人工知能学会, 電子情報通信学会, ACM, ヒューマンインタフェース学会, International Conference on Knowledge, Information and Creativity Support Systems, バーチャルリアリティ学会

■賞等

・ Presentation Award , KICSS 2015 Program Committee , 2016/11/14
・ 情報処理学会論文誌ジャーナル特選論文 , 情報処理学会 , 2016/04/15
・ 第14回ヒューマンインタフェース学会論文賞 , ヒューマンインタフェース学会 , 2013/03/10