富取 正彦 (TOMITORI, Masahiko)学長補佐(特命事項担当), 教授, 応用物理学領域長
マテリアルサイエンス系, 応用物理学領域
◆学位
理学博士 東京工業大学
◆職歴
2006 - : 北陸先端科学技術大学院大学 , 先端科学技術研究科 , 教授
1994 - 2006 : 北陸先端科学技術大学院大学 , マテリアルサイエンス研究科 , 助教授
1986 - 1994 : 東京工業大学 , 大学院総合理工学研究科 , 助手
◆専門分野
薄膜、表面界面物性
◆研究キーワード
電界放射, ナノ力学, 走査型プローブ顕微鏡, 表面科学
◆研究課題
ナノ力学の展開的研究と原子・分子の操作・組立、非接触原子間力顕微鏡を利用したナノスケールでの原子・分子の反応過程の解析
非接触原子間力顕微鏡(nc-AFM)に代表される原子-原子間や分子間の微視的領域に働く微弱な力を計測・制御する技術(ナノプローブ技術)をベースに、原子や分子をナノ力学に基づいて操作・組み立てる新しい研究分野(原子分子のナノ力学)を発展させ、個々の原子・分子の表面反応の解析や、絶縁体にも適用可能な「次世代の原子・分子の科学・技術」を構築する. 備考
半導体、金属、酸化物表面の原子配列構造と電子状態の原子スケール解析、超薄膜成長、ナノ構造の作成と量子効果の分光学的解析、電界電子放射に関連した表面物性研究と応用
固体結晶表面や超薄膜成長の様子を原子スケールで観察し、あわせて電子状態を解析する.特異な結晶構造・ヘテロ構造を対象として、ナノ構造を創製する.電界電子放射現象などを利用して、針状試料先端の原子配列、組成やその電子状態を調べ、走査型プローブ顕微鏡の探針開発に資するとともに、電界放射励起・電子定在波励起を利用した表面解析法を開発し、電子トンネル・波動性に由来する現象の理解を深める. 備考
新しい研究手法の開発に基づいた固体表面構造と電子状態の極微視的観察・解析
超高真空走査型プローブ顕微鏡(SPM)などの表面顕微分光法を中心として、装置・手法を新たに開発しながら、原子スケールで固体表面の構造や電子状態を解析する. 備考

■研究業績

◆発表論文
Non-thermal liquid-to-solid Si conversion induced by electron beam irradiation
Masahiro Mori, Masashi Akabori, Masahiko Tomitori, Takashi Masuda
Japanese Journal of Applied Physics, 60, {SB}, -, 2021
In-situ high-resolution scanning electron microscopy observation of electrodeposition and stripping of lead in an electrochemical cell
Gada He, Yoshifumi Oshima, Masahiko Tomitori
Japanese Journal of Applied Physics, 60, 3, 035509-035509, 2021
Layer etching of mica nanosheets using a focused electron beam
Mohammad Razzakul Islam, Masahiko Tomitori
Applied Physics Express, 13, 10, 106502-1-106502-5, 2020
◆Misc
長辺振動水晶振動子を組み込んだTEMによるAuナノワイヤの特異的力学特性の観察
小堀雄稀, 石塚慧介, 見寺悠伽, 富取正彦, 新井豊子, 大島義文
日本表面真空学会学術講演会講演要旨集, 2018, 197-, 2018
周波数変調原子間力顕微鏡法を用いたナノ接点の力学特性測定の研究
見寺悠伽, 石塚慧介, 小堀雄稀, 大島義文, 富取正彦, 新井豊子
日本表面真空学会学術講演会講演要旨集, 2018, 201-, 2018
FM‐AFMを利用した金ナノ接点の電気伝導と力学特性の相関解析
見寺悠伽, 村上拓, 橋本遼太, 石塚慧介, 大島義文, 富取正彦, 新井豊子
応用物理学会秋季学術講演会講演予稿集(CD-ROM), 79th, ROMBUNNO.19a‐143‐8-, 2018
金接点弾性のシングルナノスケールでの特異的寸法依存性
石塚慧介, 村上拓, 大島義文, 富取正彦, 新井豊子
日本物理学会講演概要集(CD-ROM), 73, 1, ROMBUNNO.24pK602‐1-, 2018
シングルナノスケールにおける金接点弾性の寸法効果
石塚慧介, 村上拓, 富取正彦, 新井豊子, 大島義文
応用物理学会春季学術講演会講演予稿集(CD-ROM), 65th, ROMBUNNO.19p‐F214‐10-, 2018
◆書籍
Compendium of Surface and Interface Analysis
共著, Springer, 2018
「ポストシリコン半導体 ―ナノ成膜ダイナミクスと基板・界面効果―」
分担執筆, 443-453, 出版社エヌ・ティー・エス, 2013
Biomimetics and industrial applications
Springer, 2008
◆講演・口頭発表
In-situ scanning electron microscopy observation of lead dendrites grown in an electrochemical cell
第80回応用物理学秋期学術講演会, 2019
Mechanical properties of Pt atomic chain measured by TEM combined with a frequency-modulation force sensing system
第80回応用物理学秋期学術講演会, 2019
FM-AFM/TEM法によるAuナノ接点の力学・構造同時計測
第80回応用物理学秋期学術講演会, 2019
nc-AFM/STM用音叉型水晶振動子力センサーのための金属探針の作製と評価
第80回応用物理学秋期学術講演会, 2019
nc-AFMで検出するGe/Si(111)表面原子とSi探針間に働く科学結合力と散逸エネルギー
第80回応用物理学秋期学術講演会, 2019

■担当講義

Electronic Structures of Solids and Surfaces(E), Structural Analysis of Solids on Nano-Scale with Training Course, Electromagnetic Theory, 固体・表面電子構造特論(E), ナノ固体解析論(実習付), 応用電磁気学特論, 固体物理特論第一, 表面解析特論, 材料物理概論, 応用機器分析特論, 物質構造解析特論

■学外活動

◆所属学会
日本金属学会, 日本顕微鏡学会, 日本表面真空学会, 日本物理学会, 応用物理学会
◆学術貢献活動
第13回非接触原子間力顕微鏡国際会議 2010 (NCAFM 2010) , 金沢大学、教授、新井豊子 , 2010 - 2010 , Kanazawa, Ongakudo
第9回非接触原子間力顕微鏡国際会議 2006 (NCAFM 2006) , 神戸大学、教授、大西洋 , 2006 - 2006 , 神戸国際会議場、組織委員(プログラム委員長)
the 13 International Conference on Scanning Tunneling Microscopy and Related Techniques (STM'05) , Hokkaido Univ. Prof. H. Tokumoto , 2005 - 2005 , Sapporo Convention Center

■賞等

・ 応用物理学論文賞 , 富取正彦 , 応用物理学会 , 2018
・ ナノプローブテクノロジー賞 , 富取正彦 , 日本学術振興会ナノプローブテクノロジー第167委員会 , 2006
・ 注目発明賞 , 粉川良平, 西川治, 富取正彦 , 発明協会 , 1996